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2010.12.28 Tuesday
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以下 2007/09/09の記事
息をつめて読む
ひそやかにページをめくる
静謐な文章
ところどころに クリムトの絵画が置かれ
そこで しばし 息をする
[ 聖なる春 久世光彦 ]
こんなところに閉じ籠もっていると
季節がわからないでしょう と みんな心配してくれるけれど
そんなことはない。
(p7 この言葉で始まる)
つまり、私は <なんとなく>美術館に迷い込んだのだと思う。
女にしたってそうだ。
最初はみんな、<なんとなく>である。
ただ、その <なんとなく>に?まり込み、森の罠にかかったように
逃れられなくなることがあるのだ。
(p15)
春がこないのなら、夢でも見るしかない。
暗い夢は、夢じゃないとキキは言うけれど
他に見るものがなければ、夢でも見るしかない。
(p32)