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2010.12.28 Tuesday
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無言館「祈りの絵」展
だいぶ前の展覧会だけど、記録として・・・
長野県上田市に
戦没画学生たちの絵画や遺品を保管・展示している美術館がある。
「無言館」という。
画学生45名の遺作90点がきていた。
一度だけでいい
あなたに見せたい絵がある。
パンフレットに書かれたその言葉に誘われて行ってみた。
絵に添えられていたのは
画学生たちの言葉であったり
家族の言葉であったり。
「この絵具を使いきるまで
それまでどうか待ってほしい。」
近所の人たちの
万歳の声を聞きながら
出立の時間ギリギリになっても
描きかけの絵に向かっていたひと。
描きかけの妻の絵。
続きは帰ってきて描くから、と言い置いて出征した夫。
でも、その絵が完成することはなかった。
何かに真摯に向き合うということが
いままで生きてきてあっただろうか、と我が身を振り返る。
ひたむきに限りある時間を生きたひとたちの絵を前にして
自分の不甲斐なさがとても恥ずかしく思えた。
渡辺 武さんの 人物の絵 もういちど 観たいと思う。
長野の「無言館」に、行きたいと思う。
今年も残すところ、あと 10日。
ブログを書かなくなって
何を読んだか、何を観たか
何があったか、何を思ったか
だいぶわからなくなってしまったけど
思い出しながら、今年を振り返ってみようかな。
吉増剛造(よします・ごうぞう、昭和14年/1939年2月22日- )は
東京市(現・東京都杉並区)阿佐ヶ谷出身の詩人。
日本を代表する先鋭な現代詩人として高い評価を受けている。
詩の朗読パフォーマンスの先駆者として知られ、
また、自身の詩と組み合わせた、パノラマカメラや多重露光を多用する写真表現、
若林奮の手による銅板を用いたオブジェの制作、
映像作品の制作なども行っており、領域横断的な独自の創作活動を展開している。
Wikipediaより引用
物体が 無意識のうちに横すべりするようで
(しかしあいかわらず機体はきらめきつつ ふるえているようで)
ゆるやかに三千メートル? 五千メートル? 七千メートル? 四千七百メートル?
大空を 蒼黒い赤銅の褐色の無意識のうちに 着地する土地を探して
この物体は飛翔しているのでしょうか
わたしはわたしで わたしを守る。
あなたはあなたで わたしを守る。